子どもにYouTube、いつから見せる?わが家のタイマー作戦と見守り方

子どもにYouTube、いつから見せる?わが家のタイマー作戦と見守り方

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子どもとYouTube、どこまで見せてOK?──その一つの答え

助産師HISAKOさんの動画が、とてもわかりやすくて参考になります。

気がつけば、子どもがYouTubeを視聴している。「いつから見せていいの?」「このままで本当に大丈夫?」そんなふうに、私たち親も迷いながら日々を過ごしています。

はっきりとした正解がないからこそ、家庭ごとのやり方や、ちょっとした工夫が大切なのかなと思っています。

わが家では、タイマーを使って視聴時間を管理したり、アズキ(息子)自身にルールを決めてもらうことで、うまく付き合っています。この記事では、そんな我が家のリアルな体験をまとめました。同じように悩んでいる方のヒントになればうれしいです。

親の声かけより“タイマー”が効果的だった理由

アズキが机でタイピング練習をしている様子

タイマーを使うようになって一番よかったのは、親の声かけが減ったことです。「あと何分だよ」「もう終わりだよ」と言い続けると、お互いにイライラしがち。でも、タイマーが鳴ると、自然に動き出します。

視聴時間のルールもアズキ(息子)と話し合って決めました。「全部やること(宿題・歯磨き・お風呂)が終わったら、10分だけYouTube」など、本人が納得していれば守りやすいと感じています。

朝も同じく、起きてすぐは食欲が出ない体質なので、「10分YouTubeを見たら朝ごはん」とセットでルール化。タイマーが鳴ったら食べるという流れで、朝の支度もスムーズになりました。

「親もYouTube見てる問題」にどう向き合うか

「子どもにはやめなさいって言うのに、自分たちは見てるよね?」──この視点が大切です。実際、夜になるとパパはゲームを始めがち。ママもYouTubeをだらだら見てしまうことがあります。でも、アズキにだけ我慢させるのは不公平。

そこで、わが家ではちょっとした工夫を取り入れました。「寝る時間になったら、パパのゲームを邪魔していい制度」です(笑)。

声をかけてもやめないパパに対して、アズキが「もう寝る時間だよ!ママが言ってたよ!」と口真似して注意。それでも聞いてもらえなければ、あきらめて寝にいく。

これがちょっとしたストレス発散になって、「言っても聞いてもらえない」無力感を経験しつつ、たまにパパがちゃんとゲームをやめてくれると、ものすごく嬉しそうにします。

大人の真似をしながら、言い回しや伝え方も覚えていく。これは予想以上に“学び”になっていると感じます。

宿題vsYouTubeのリアルな壁も「時間」で解決

宿題とYouTube、このぶつかり合いはどの家庭でも経験があると思います。わが家でも「今やるの?あとにするの?」と、もめることがよくありました。

そこで導入したのが、「宿題の時間は自分で決めていい」ルール。「お風呂のあとにやる」とか「夕食後にやる」とか、アズキが自分で決めた時間にやる方が、親の声かけも減りますし、自分ごととして宿題に向き合えるようになります。

ここでもタイマーが活躍。時間になったら声かけせずに、タイマーが鳴る。「じゃあYouTubeは終わりね」も、タイマーが言ってくれる。私もアズキも、感情をぶつけずに済むのが大きなメリットです。

タイマーが鳴ったら、みんなで行動を開始することが大切です。アズキだけだと、そのままYouTubeを見続けてしまいますから…。

完全には管理できないからこそ「見守る」が基本

自然の中で開かれた本と、ガラスの容器に入った絵筆が描かれたアート風イラスト。

わが家では、YouTubeプレミアムファミリーに加入して広告をカットしています。CMによって不適切な内容が出ることも多いため、これはかなり安心感があります。

また、子どもが夢中になっているチャンネルは一緒に見て、明らかにNGな言葉や内容がある場合は、そっとチャンネルをブロック。でも、登録チャンネルをがちがちに整理しすぎると、「勝手に消された」と感じて反発されることもあるので、子どものYouTubeの話を聞くようにして、気になる動画は話し合うという形にしています。

完璧な管理はできません。でも、見守り、一緒に考えていく姿勢が必要になると考えます。

おわりに:YouTubeは敵じゃない。味方にする工夫を

子どもにとって、YouTubeは学びや刺激の宝庫でもあります。だからこそ、ただ制限するのではなく、どうやってうまく付き合うかを親子で考えることが大事だと感じています。

わが家では、タイマーを“公平なルール役”にすること、親も子も同じルールで過ごすこと、楽しみながら、時には笑いながら工夫すること。そんなふうにして、YouTubeとつき合っています。

完璧にはできなくても、少しでも親子のストレスが減って、「うちもできるかも」と思ってもらえたらうれしいです。そして──YouTubeをいつから?の次は、「ロブロックス、いつから?」が始まるかもしれません…笑。

親子で試行錯誤!わが家のYouTube活用ヒストリー

テレビ(PS4)でYouTubeを視聴|アズキのお気に入りチャンネル

和室のテレビでMinecraftをプレイする(ゲーム実況をみている)親子の後ろ姿。親子が一緒にゲームを楽しんでいるシーン。

子どもの興味を知るにはYouTubeが便利です。ゲーム実況動画や解説動画を一緒に見てみると良いでしょう。アズキの場合も、YouTubeでマインクラフトの動画を見ることから始まりました。好きな実況者や遊び方を見つけることで、ゲームに対する興味が広がります。最初は見ているだけでしたが、ゲームの世界観やキャラクターに惹かれ、自分でもやってみたいと思うようになりました。

アズキが年少の頃、コントローラーの基本操作を覚えるため、YouTubeを視聴することから始めました。すぐに操作方法を習得し、好きな動画を楽しむようになりました。

また、テレビで視聴することで親が安心して見守れる環境を作り、「ママはこの動画怖いから別のにしよう」と、動画の好みが人によって違うことを自然に気づいてもらえるように工夫しました。ハギーワギーに夢中になって、親として少し驚いた経験もあります。

アズキのお気に入りチャンネルを紹介します。YouTuberさんによって言葉遣いが気になることもありますが、アズキは大好きです。もう、止められません。子どもに見せるときは、一緒に見ることをお勧めします。

  • Maizen( @maizenofficial ) 
    建築勝負が印象的。関連グッズが豊富で、英語バージョンもあります。
  • ウォーターチャレンジ( @Water_Challenge )
    物語やキャラ、曲がかっこいい。
  • れじぇくん( @Rejekun )
    ゲームのやり込みがすごい。『ARK: Survival Evolved(アーク: サバイバル エボルブド)』もよくみている。
  • あかさかの箱( @akasakabox )
    騙しあいや言葉の掛け合いが痛快。ただし、親によってはNGな言葉遣いもあるため、閲覧注意。

YouTubeとの付き合い方を決める

YouTubeの利用は13歳以上が対象で、13歳未満の子どもにはYouTube Kidsアプリの利用が推奨されます(2024年)。

アズキの場合、テレビで大人と一緒にYouTubeを見るようにしています。ただし、YouTubeを知ってしまうとYouTube Kidsを見てもらえなくなる可能性があるので、注意が必要です。

YouTubeも楽しむ!子どもの睡眠時間を守る工夫

手書きで書かれたスケジュールが紙に記載され、クリップで壁に留められている。時間とタスクの内容が記載されている。

アズキには、YouTubeの視聴終了時間と就寝時間を自分で決めてもらいました。この2つの時間を設定することで、親として注意しやすくなり、家族全員で協力しやすくなると感じています。

視聴終了時間を決めたことで、「そろそろ時間だよ」と声をかけやすくなり、アズキ自身も時間を意識できるようになりました。また、就寝時間は、家族みんなが協力する基準として役立っています。私たち大人もアズキの就寝時間に合わせてスマホやYouTubeの利用を控え、一緒に取り組むことで、自然と習慣が身についてきたように思います。

もちろん、完璧に守れるわけではありませんが、こうした工夫を重ねることで少しずつ良い習慣が根付いていると実感しています。子どもと話し合いながら、家族で協力して進めていくことが大切だと感じています。

宿題 vs YouTube!親子で乗り越えたリアルな奮闘記

宿題の時間、親子で決めたら解決しました

2024.10追記

ある朝、アズキが宿題をしたくなくて泣き出してしまいました。どうすればいいか悩み、その日の夕方、親子でChatGPTの音声チャットを使って相談することに。そこでアズキが自分で「夕食のあと」を宿題をする時間に決めました

時間をはっきり決めたことで、親としても声をかけやすくなり、アズキ自身も少しずつ取り組みやすくなりました。完全にスムーズとはいえませんが、親子で話し合ったことで少しずつ前向きに進めるようになっています。この経験を通して、宿題の時間を決めることの大切さを実感しました。