
私には小学1年生の息子 (アズキ) がいます。放課後は、学童へ行っているのですが、宿題を早くしないと、と言うようになりました。宿題を解くのが遅いと、先に終わった子からチョッカイをだされるらしく…。小学生の社会も大変だなぁと感じる今日この頃です。
- 学童からの帰宅後、親がやること(サポート内容)
- ・学童で解いてきたプリントの「丸つけ」をします。
・アズキに「解きなおし」をさせます。
・他の宿題をさせます。
(音読、計算カードの計測)
頑張って解いた問題にバツをつけられるのは悔しくなるようで、泣いてしまうことも…。泣き出すと、音読までできなくなり…。

泣かれると、どうしてもその場の空気がしんどくなっちゃいますよね。そんな時は、担任の先生に相談したり、宿題を見る人を変えたりしています。
「焦る→イライラ→家族の態度に影響」という悪循環を断ち切るために、3つの戦略を立てています。
(私の)3つの戦略
・ルーチンを作る
・宿題を見る人を変えてみる
・小さな目標を設定し、過去の子どもと比べて褒めやすくする
宿題で悩む人のヒントになれば嬉しいです。
「宿題した?」が面倒くさい
子どもだった頃を振り返ると、「〇〇した?」と聞かれたら、「いまやるところだったのに…」や「でも…」と返事していました。結局、相手の機嫌が悪くなるギリギリのラインまで動かないのは、大人になった今でもついやってしまいます。
「宿題した?」と聞くのは、子どものやる気を低下させると思っているので、私は聞かないようにしています。問題は、パートナーが毎日聞くことです。聞かれる私も「宿題をしていない状態を責められている」と感じてしまい、機嫌が悪くなります。
相手は事実を聞いているだけ、とわかっていますが、聞かれたくない…。パートナーも質問した答えがかえってこないから「話を聞いてもらえない」と思ってしまう。
ではどうすればいいか?答えを用意すればいいのです。
「宿題いつするの?」ルーチンはタイミングを聞くこと
アズキに宿題をする「タイミングを決めてもらう」ことにしました。その日の状況に合わせて、私の独断でタイミングを3つ用意しています。
パートナーが帰宅したら、「宿題した?」と聞くことは確定しているので、「宿題は〇〇終わったらする」と答えを用意しています。
いつするかを決め、共有することで、同じ方向に向かって行動を合わせられます。後回し癖がある私でも、「〇〇終わったらするって言ってなかったっけ?」とパートナーの声掛けで軌道修正。決めたタイミングでできなくても次に生かすことができます。
「寝る前に宿題をする」と決めて、疲れ果てたアズキが宿題ができずぐずり出して散々なことになったこともあります。ですが、次から「寝る前に宿題をする」とアズキが言ったときに、宿題できなかったでしょ?と理由も一緒に言うと納得してもらえます。
選択肢3つの中から「寝る前」のタイミングは宿題ができないので提示しないと、気をつけることもできます。トライエンドエラーで、「宿題いつするの?」と聞くことを私のルーチンとして取り組んでいます。
- アズキへの選択肢 「宿題いつするの?」
- ・(帰宅後すぐ)いまからする
・パパが帰ってきてからする
・ご飯を食べ終わってからする
ちなみに「食べ終わって」からだとお腹が痛くなることもあるので、「ご飯を食べ終わってからする」を選択した場合、食べ終わってから「何分後にするの?」と追加で質問しています。
この前は、「1分」と言っていたのでタイマー測って「宿題をするよ」と言ったら「早すぎ!」と言ってました。ですが、1分ときめたのはアズキですから、宿題スタートはスムーズにできます。最近は、「2分」というようになりました。2分でいいんだ…、可愛いですね。
慣れてきたら、選択肢を用意しなくても、「宿題いつするの?」と聞けば、本人がタイミングを教えてくれます。そのタイミングを帰宅したパートナーへ伝え、任務完了です。
「10分間を測る」達成感を得られやすい
学童でプリントを解いてき、かつ満点だったら10分程で音読と計算カードの計測をすることができます。ですが、10分間で宿題が終わることはほぼないです。プリントを解くところから始めると、表の問題を解いて終了、ということもありました。10分では宿題は終わらない、でも、タイマーで10分間を測るのはおすすめです。
親側も言い訳しやすくなる
連絡帳に「宿題しました」と書くことができます。10分でも立派な実績です。
アズキの場合
プリントの表側だけ解いて10分経過した場合、負けず嫌いなので宿題は継続します。一応、「(宿題を)続ける?」と意思の確認をし、アズキ自身が宿題を続けることを選択した、という事実を作ります。
20分、30分と宿題の終盤になって、ぐずり出したら、「(宿題を)続けることを選んだのはアズキでしょ?」と言うと、負けず嫌いが復活し、最後まで取り組んでくれます。
10分たったら巻きでお願いします
宿題の継続をアズキが選択した、と言っても時間が長くなるほど集中力は途切れます。10分たったら「巻く」、を意識し、早く宿題が終われるよう協力します。パートナーが宿題をみる番でも、「巻きでお願いします」と、声掛けします。
アズキの話を聞き、(指示が通りやすくなる)下地を作る
会話をするとき、相手の反応から「(私の)話をきいてくれない」と感じ続けると、悲しくなり、話すのが面倒になる原因となります。「大変だったね」と言ってもらえるのを勝手に期待し、思った反応を返してもらえず機嫌が悪くなる。自分の機嫌で気を散らすと、相手から「会話のキャッチボール」ができていない、と言われたり、逆に「話をきいてくれない」と言われたり、どうすればいいんだ!と思うことはよくあります。
大人の私でもパートナーへの指示出しは一苦労。日ごろのコミュニケーションを良好し、指示が通りやすくなるよう気をつけていることを紹介します。
話は最後まで聞く
大人になって、自分自身の欠点を指摘してくれる存在は貴重!ということで、「話をきいていない」と言われる私は「話をきいていない」のだろう、と認めることにしました。初心に戻って、相手がしゃべっているときは、口を挟まない、「最後まで」聞くを意識しています。「〇〇ってこと?」と要約が言いたくてモゴモゴさせてますが、2割くらいは最後まで聞けるようになったと思います。
話を否定しない
家族でも価値観が違うので、相手が意見した直後に「でも」「無理だよ」と否定してしまうことがあります。アズキの話は「もし」の話が多いので、先回りで「答え」を言うため、会話終了。このままではコミュニケーションにならないと思い、「ママはこう考えるよ」とアズキの話を否定せず、自分の意見を言うようにしています。
うわさ話などでは「どこで見たの?」「どこからの情報?」と聞いて、話すときには「ショート動画で見たんだけど」と情報元を伝える練習をしています。ですが、怖い話などは聞くのも嫌なので、「怖い話はしないで、パパに伝えて」と、聞きたくない情報もあることと、聞きたくないと言われたら話をやめることも練習しています。ショート動画の話は、グロすぎて聞いてられない…。
口約束はしない
言ったことは忘れるタイプの私と、全て覚えているのでは?と思うくらいよく覚えているアズキ。言った言っていないで雰囲気が悪くなる未来がすぐ想像できます。ということで、「口約束はしない」ことにしています。
ちゃんと「ノート」に書いたことだけが、約束の内容です。「するっていったのに!」と言われたら、ノートに書いていないからと 追及を回避しています。書いた内容なら、実現するよう大人側も努力し、叶ったら一言書いて記録。
信頼口座の残高が高いと相手を動かす力を発揮する!?
相手に行動してもらうには、日ごろのコミュニケーションが大切になってきます。
例えば、いつも美味しい差し入れをしてくれ、交流がある近所のおばちゃん が道端で倒れてたとしましょう。あなたならどうしますか?
条件
・既にほかの方が救援活動をし、人数はたりていそう。
・次の予定があり急いでいる。
→身体が勝手に動き、何かできることはあるだろうか、と行動するかもしれません。
倒れているのが知らないおばちゃんだったら?
→他の人もいるし大丈夫だろうと。急ぎの用事を優先してしまうかもしれませんね。
後から、大丈夫だったかなぁ、と悩むと思いますが…。
両学長 リベラルアーツ大学
【これで解決】夫嫁ブロック突破「絶対にやってはいけないこと」「やるべきこと」を分かりやすく解説【お金の勉強 初級編】:(アニメ動画)第375回
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「信頼口座(貯金)」という言葉でコミュニケーション力を説明しています。パートナーへの働きかけの説明ですが、子どもにも当てはまると思うので紹介します。
任せたことは最後まで見守る
宿題をパートナーにお願いしたら、パートナーの教え方に口を挟まずに見守る。終わるまでは、パートナーとアズキの大切な時間。やり方が気になっても、じっとこらえています。
アメとムチ
アズキに「宿題はいつやる?」と聞くと、「ママと一緒がいい」と言うようになりました。するとパートナーが「アメとムチだね」とひと言。でも、それはちょっと違う気がしました。
「ママは優しくて、パパは厳しい」ではバランスが悪い。
アズキの解いた問題を説明するとき、私は楽しく教えるコツがなく、つい厳しくなってしまいます。
だからこそ、大人は「ちょうどいい見守り方」を考えたい。「ママのほうが優しいから、ママがいい」となってしまうのは避けたいところです。
まとめ
宿題の悩みって尽きません。でも、焦ってイライラするのは疲れますよね。紹介した3つの方法がヒントになれば嬉しいです。
- 宿題のタイミングを決める
- ・「いつやる?」と本人に聞いて、自分で決めてもらう
・まずは10分だけ取り組み、気持ちを乗せる
- 宿題を見る人を変える
- ・パートナーや学童の先生など、自分以外の大人に頼む
・口を挟まず、相手を信じて任せる
- 宿題の進め方を子どもに選ばせる
- ・どの順番で進めるかを本人に決めさせる
・以前できなかったことができるようになったら、大人が気づいて伝え、成長を実感できるようにする
宿題は、「頑張ったよ!」と先生にアピールするチャンスなんだよ、とアズキに伝えています。
最初は1円だったご褒美も、1年の3学期には10円に値上がりしました。例えば「音読・計算カード・プリント」の3つで30円になります。ご褒美の話は、またの機会に書けたらと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ご褒美とお小遣いについて
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この貴重な知識が 埋もれないよう、多くの人に届いてほしい と思います。